家族になってくれてありがとう

かぼすは、動物愛護センターからやってきました。

ブリーダーの廃業で、19匹の柴犬仲間と共に、処分する為に持ち込まれたのです。

どんなに恐ろしかったことでしょう。

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かぼすを助けてくれたのは、

動物愛護センターから不幸な犬・猫を引き出して、

新しい家族を捜す活動をしている「ちばわん」です。

でも助けてもらえるのは、ほんの一握りのラッキーな子だけ。

命を処分する為に犬や猫を持ち込む人間は、後を絶たないそうです。

かぼすの仲間も全部は救い出すことができずに、お星様になってしまいました。


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引き出された後は、預かりのボランティアをして下さっている方の家庭で、

愛情をたっぷり注がれながら、家庭犬として幸せに生きていけるよう、

病気や怪我を治したり、しつけをして貰いながら過ごします。


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引き出されたばかりのかぼすは、こんなに爪が長かったそうです。

散歩をして貰ったことがなかったようです。

商品となる子犬を産ませる為だけに、生かされていたのでしょうね。

かぼす以外のほとんどの子は、フィラリアに感染していました。

予防すらして貰えなかったのです。

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預かり母さんの元で、避妊手術を受けました。

マイクロチップも入れて貰えました。 もう二度と不幸にならないために。

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愛護センターから引き出されて16日で、かぼすは我が家にやってきました。

誕生日もわかりませんし、いったい何才なのかも分かりません。

だいたい2~3才くらい、ということなので、

うちの子になった2008年11月2日を2才の誕生日に決めました。


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来たばかりの頃は、吠えることもなく、

ただただ大人しい、ぬいぐるみのようなワンちゃんでした。

床に落ちている物はどんなに小さな物でも全て避けて歩き、

オモチャにも興味を示しませんでした。

愛されたことなく成犬になってしまったので、甘えることを知らず、

抱っこをしようとすると、慌てて逃げてしまいました。



かぼちゃん、ゆっくりでいいんだよ。  少しずつ、少しずつ、家族になっていこうね。








って、そんなこと、言っていたよね。


でも、心配はいらなかったみたい。

だって、2カ月後には・・・・・



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かぼちゃん、



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めくれたカバーは、自分で直してね!


by kabosu112 | 2009-06-21 22:12 | かぼすのこと