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生き返った!

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金曜の夜は、姉がお泊りを変わってくれたので、

10日ぶりに布団の上で寝ることができました。

かぼ父さんと会ったのは一週間ぶり。

手足を大きく広げて寝られる幸せ。

戯れるかぼつーちゃんを眺める幸せ。

ずっと狭い病室の中に篭っていたので、私もある意味病人みたい。

常に舟の上に立っているようなユラユラした感覚があって、動く度にバランスを失いそうになります。



そして昨日の土曜日は、10日ぶりの出勤をしました。

私がいない間の保育は、フリーの教師が入ってくれたとは言え、

日々の保育の準備は全て、同じ学年担当の教師が2クラス分やってくれていたそうで、

それでなくとも運動会の準備で忙しいこの時期、

2倍の仕事をこなしてくれた彼女は疲れ果てていました。

迷惑をかけてしまったな。



錆び付いた頭が動き出すまでには時間が掛かったけど、

働ける喜びを改めて感じました。

そして、私も生き返りました。



園庭に咲いたコスモスの花を見て、

忘れていた感覚が蘇ってきました。

ああ、お散歩に行きたいな。



母は、ほんの少しずつではあるけれど、回復してきているように見えるのですが、

相変わらず気力は失われたまま。

台風の夜以来、リウマチの痛みなのか、両足が痛くて苦しんでいます。

痛み止めの座薬を入れても全く効かないらしい。



あかちゃんを寝かしつけるみたいに撫でてやり、

寝たかなと思い私も横になると、また唸り出すのでまた撫でるの繰り返し。

昼間ならともかく、夜通しがこれなので、こちらの精神も参ってきます。

私もだんだん図々しくなり、聞こえない振りをして、寝てしまうことも増えてきました。



一瞬も取れない痛みと、今までずっと側にいた私が明日からいなくなってしまうことの寂しさで、

母はかなり不安定です。

でも、長期戦になりそうなこの事態。

これ以上仕事を休む訳には行かないし、

無理を続けて私まで共倒れになってしまっても…。



明日からは、朝、母を落ち着かせてから出勤し、早めに帰して貰って病院に直行。

夜、ちょっとだけ帰宅して、かぼつーちゃんの顔を見て、お風呂に入りまた病院へ行ってお泊り。

こんな感じで1週間やりながら、少しずつ母にはひとりの時間に慣れて貰い、

再来週辺りから私の生活も立て直していこうかと思っています。



あまりにも疲れている時は、母の唸り声に耳を塞ぎたくなります。

母の辛さや苦しみもよく分かるけど、

自分に余裕がなくなっては、受け入れてあげられない。



母はヨーグルトとプリンをほんの少しだけ食べています。

昨日、母が不安定の状態の時に、あまりにも梅干しが食べたいと駄々をこね、

なだめることに疲れて、腹が立った私は、梅干しを買いに行き、ほんの少し、口の中に入れちゃいました!

「美味しい」だって。

梅干しが平気なくらい、口の中は治ってきているんですね。

後で、看護師さんには正直に話し、謝っておきました。



この先、どうなるのかな?

不安でいっぱいです。

時間が許す限り側にいてあげたいけど、

かわいそうという感情だけでは、この先やっていけない。

看病する家族って、みんなこんな葛藤を味わうんですね。

勉強することばかりです。



母が、

「窓辺にいつも黒い服を着た白髪の男の人が、背中を向けて座っている」

なんて怖いことを言います。

「お父さんじゃないの!?」と聞いたら、

「首筋がそっくりなの」ですって。

父も心配しているんだろうな。


そんな話をしたから、夕べは父の夢を見てしまいましたよ。



愚痴っぽいことを書いてしまい、ごめんなさい。

一番辛いのは母なのにね。

あと少ししたら、外に出て深呼吸してこよう。
by kabosu112 | 2010-09-12 11:09 | 母のこと