カテゴリ:母のこと( 27 )

出口のない迷路

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みなさんに一緒に祈って頂いたり、喜んで頂いたり、とても心強いです。

ありがとうございます。



昨日は少し回復したように見え、希望の光が刺した気がしましたが、

今日は1日苦しそうにしながら目を覚まさず、私はまたどん底気分です。

血液検査の結果、恐れていた薬の副作用による肝機能低下が始まりました。

出口のない迷路の中にいるみたいです。



母も不安のようで、

「銀行に行ってくるから、少しの間待っててくれる?」と言っても、首を横に振ります。

昨日はあんなに私や看護師さんを気遣ってくれたのに。



考えても仕方ないのですが、もともとは検査で胃潰瘍が見つかり入院し、

それはすぐに完治したのに、長い点滴だけの生活ですっかり体力が落ち、

入院前は何でもひとりでできていたのに、

退院する頃には歩くこともできなくなってしまった母。



そして退院のお土産に口の中に一つの口内炎。

塗り薬だけ処方されて帰ってきましたが、

これは口内炎ではなく、口の中から舌、喉の粘膜の全てを爛れさせる悪魔でした。



水を含んでも激痛が走るので、何も食べられなくなり、ますます弱って再入院。

菌が肺に達し、肺炎にもなっていました。

そして、「お亡くなりになる可能性が高いということです」の状態に。



誰かを責めたりするつもりはないけど、

どこも痛くなく、楽しく食べ、ひとりで何でも頑張ってやっていたのに、

入院した途端、坂道を転がり落ちるように弱り、

生死をさまよう羽目になるなんて、やりきれない思いです。



早く治して、梅干しの入ったおにぎりを食べたいそうです。

食べさせてあげたい。



甘えてもいいですか?

母がおにぎりを食べられる日が来ることを、祈って下さい。

その時の笑顔は、絶対に写真に撮って、ブログに載せるんだ!!



みなさん、目を細めておにぎりを頬張るおばあちゃんの写真、

楽しみにしていて下さいね。



だからおかあさん、負けないで!
by kabosu112 | 2010-09-07 22:54 | 母のこと | Comments(78)

ちょっとだけ安堵

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おはようございます。

みなさん、ご心配をおかけしております。

母の容態は、とても安定してきました。



まだ今週の血液検査の結果は聞いてませんが、

母を見るかぎりでは、ひと山越えたのではないかと思えます。

祈って下さったみなさん、本当にありがとうございました。



私の中では、もう何が起きようと、

ありのままを受け止める覚悟はできています。

母とお別れしなくてはならないのであれば、

それは神様が決められたこと。



母がもしまた元気になるのであれば、

母にはまだまだ、

この世でやらなければならない課題が残されているのだろうし、

例えそれが辛い状況だったとしても、

神様が母に与えた最後の試練なのだろうし。

神様の力には逆らえない。



私にできることは、

精神的な苦痛を少しでも取り除けるように、

ただただ、側にいるだけ。



あとは、

怖いと言われている薬の副作用さえ乗り越えてくれればいいのですが。



昨日の母は、

再入院してから初めて窓の外を眺める余裕が持てました。



体をさする私に、

「少し休みなさい」と、言ってくれました。



お世話をして下さる看護師さんに、

「ありがとう」と手を合わせることもできるようになりました。



母が言うには、

一昨日、三途の川まで行ってきたそうです。

あたり一面、

それはそれは美しい真っ白な花が咲いていたそうです。



でもね、

誰も迎えには来てくれなかったそうです。

お帰りなさい、おかあさん。



苦しい思いが続くなら、

早く楽にしてあげたいと思いもしましたが、

やはりまだまだ生きていて欲しい。



母の相棒のこうちゃんは、まだ小学4年生だもの。

こうちゃんは今も毎日、

テーブルに母のお茶碗と箸を並べ、お茶を入れて、

母の帰りを待っているそうです。



毎日夕方5時になると、玄関の外に出て、

こうちゃんの帰りを待っていたという母。



普段弱音を吐かない母が、

昨日の夕方、突然泣き出しました。

「こうちゃん。こうちゃんがかわいそう。」って。



これから母を元気にするのは、

私ではなくこうちゃんかもしれません。



「ババの手を握って、優しい言葉をかけなきゃ、今年の佐倉のお祭りには連れていってあげないよ。」

私からこう脅され、必死に母を励ましてくれたこうちゃん。

きっと大丈夫。そんな気がしてきました。



わたしはと言えば、仕事はずっと休ませて貰っています。

母の側を離れられないこともありますし、

体力的にも無理です。

これで暑さの中、運動会の練習をしたら、私があの世に行ってしまいます。



「協力体制はバッチリだから、おかあさんの側にいてあげて」

こんな風に言ってくれる職場のみんな。

「私はこんなに素晴らしい仲間達と毎日を過ごせていたんだ」

こんな事にも気付く事ができ、改めて自分の幸せを知りました。



1日に3時間程度しか帰宅していませんが、

かぼちゃんつーちゃんも元気にしています。

お留守番がふたりで良かった。

つーちゃんが来てくれて、本当によかった!



今日も青空が見えています。

みなさんにとって、穏やかな幸せな一日であることを祈っています。

みなさん、ありがとう。
by kabosu112 | 2010-09-07 07:31 | 母のこと | Comments(26)

おかあさんは

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おとうさんはおこりんぼう

じゅんちゃんはいじわるんぼう

あっちゃんはわすれんぼう

おかあさんはやさしんぼう



母の体をさすっていたら

突然脳裏に蘇った

姉を怒らせる為に私が書いた

いたずら書き



幼い私

遠い思い出
by kabosu112 | 2010-09-05 04:22 | 母のこと | Comments(16)

感謝

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自宅に届けられた救援物資(笑)

まゆちゃん、ありがとう。



心配してくれている、いとこ達。

双子1号、温かいメッセージをありがとう。

双子2号、ご馳走をたくさんありがとう。



便箋にびっしり励ましの言葉。

手紙をくれた友人にありがとう。



甘える勇気を持つことも大切と言ってくれた職場の仲間。

忙しい時なのにね。みんなありがとう。



そして、コメントを入れて下さるみなさん。

心からありがとう。



悲しくて、やり切れなくて、

気を緩めるとすぐに涙がにじんできてしまうけど、

自分がとてつもなく大きな優しさに包まれている気がして、

不思議と心が満たされています。



こんなにも多くの方々に励まされ、力を貰える私は幸せです。

かぼちゃんブログはお休み中なのに、

愛のポチポチ運動をして下さっているみなさん(笑)、ありがとう。



でも、ゆうひさん。

まとめ押しは残念ながらカウントされませんよ(笑)



みなさんから頂いた優しさは、今は精一杯母に注ぎます。

今夜の母は苦しそうで、私は眠れそうにありません。
by kabosu112 | 2010-09-05 03:00 | 母のこと | Comments(4)

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お医者さんのお話は

まるで理科の授業みたい

Na Cren CRP Lym

数値が前より高いの低いのって

とても丁寧に説明して下さるので

私にもよく理解できたけど



先生

今度は国語の授業をしてください

この紙の最後に書いてある

「予後は不良と考えます」

この言葉の意味が私にはわかりません



「ようするに」

「お亡くなりになる可能性が高いということです」



そうですか

よくわかりました

でも大丈夫

奇跡はおきます

見ていてください
by kabosu112 | 2010-09-04 08:49 | 母のこと | Comments(25)

素直になって

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「おかあさん」って

呼べなくなる日がくるのが怖くて

1日に何度も声を掛ける

「おかあさん」



瞳は閉じたままだったり

開いていても力なくうつろだけれど

微かに頷いたり

「なあに」って

ちゃんと唇を動かしてくれる



「おかあさん」

ずっと言いたい言葉があったんだ

でも言おうとすると照れちゃって

喉の奥で言葉がつっかえてしまうの

でも今言っておかなきゃ後悔すると思うから

勇気を出して言うからね



「おかあさん」



「大好きよ」



「私はおかあさんのことが大好きだからね」



ああ瞼閉じちゃった

聞こえた筈なんだけどな

さてはおかあさん

照れたな




神様がくれた母との時間を楽しんでいます。

みなさんの励ましが母に届いて、危険だった容態が少しだけ安定しています。

今の私の最大の喜びは、母の安らかな寝息を聞くこと。

想像以上に大変な付き添いですが、姉と二人で協力し合えるので大丈夫。

私、今とっても幸せです。
by kabosu112 | 2010-09-04 03:53 | 母のこと | Comments(3)

ありがとう

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友達がくれた本に

「ありがとう」を5万回言うと

自分にとって嬉しい奇跡が起きると書いてあった



母の体をさすりながら

どうか元気になりますようにと

祈りを込めて

「ありがとう」を言い続けた



産んでくれてありがとう

育ててくれてありがとう

たくさんの愛をありがとう



ありがとう

ありがとう

ありがとう



気付いたら3時間も経っていた

5万回まであと何回かな



その時

意識が朦朧とした母の口が微かに動いて

声にならない声でこう言った

「あ・り・が・と・う」



私の3時間のありがとうより

ずっしり重たいありがとうだった



みなさんも本当にありがとう
by kabosu112 | 2010-09-02 23:02 | 母のこと | Comments(21)